Power IoT PlatformとGPSトラッカーを利用した各種ソリューションにご活用いただける位置情報利活用プラットフォームです。

位置情報追跡ソリューションとは

位置情報追跡ソリューションは、GPSセンサー、温度センサー、加速度センサーをひとつにしたトラッキングデバイスを追跡対象物に搭載し、センサーの情報をクラウドに収集、分析する仕組みです。

位置情報追跡ソリューションの4つの特長

1.モノにGPSトラッカーを設置するだけで使える閉域SIMで安全に

モノ に、GPSトラッカーを設置すれば、すぐに使えます。GPSトラッカーには 設定済みの SIM を内蔵しているので、電源を入れるだけで位置情報を発信し始めます。発信間隔を調整することで、数ヶ月程度は充電せずに利用可能です。 SIMはインターネットから攻撃を受けない閉域SIMを利用するためセキュリティーも万全です。
2.ウェブ画面ですぐにモノの位置が視える

GPSトラッカーから送られてくる モノの位置 をウエブ画面からすぐに確認できます。各GPSトラッカー毎の時系列での移動状況や、温度・加速度情報もみることができます。屋内で GPS測位が出来ない場合にも、基地局測位を行いますので安心です。
3.GPSトラッカー、SIM の情報を一元管理できる

位置情報追跡ソリューションは、当社独自の IoT クラウド プラットフォーム 「Power IoT Platform」 で動作しています。この仕組みを使うことで、設置した GPSトラッカーや 内蔵 SIM の資産管理を Power IoT Platform で一元管理 ができます。個々に台帳管理をおこなう必要がありません。
4.「ルール(しきい値)設定」で、アラートの送付や他のデバイスを制御することができる

あらかじめエリアの設定を行えば、デバイスが立ち入り禁止区域に入った際、想定外のエリアに移動した際などにアラート通知を設定することができます。

位置情報を必要とするソリューションにご活用いただけます

・トラック・自動車・自転車等車両全般の位置確認に
・現金輸送などのセキュリティー輸送に
・カーゴ台車・パレット・建設機械・コンテナの位置確認に
・冷蔵・冷凍品の輸送に
・医薬品の輸送に
・レンタル物品の追跡に
・車いす
・子供の見守り

GPS ゲートウェイ端末「Acty-G1」について

Android でのプログラミングを可能にしたインテリジェントエンドポイント「Acty-G1」

エンドポイント内に⾼いCPU 処理能⼒を有し、クラウドに送る前処理を⾏ったり、クラウドからローカルデバイスにデプロイすることで、エンドポイントでの判断が可能になります。
■エンドポイント側で分散処理を⾏うことで
・タイムラグ短縮(レスポンス性向上)
・処理を適正化
・クラウドに送信するデータ量を抑えることができる

特長

・クアッドコア1.3Ghz にAndroid6.0 搭載
・GPS(⼈⼯衛星みちびき L1/CA 信号対応)、ジャイロセンサー、加速度センサーを標準搭載
・外部温度センサー(オプション)の利⽤で、位置情報と温度情報の統合管理が可能
・⼤容量バッテリーを搭載し、常設時はAC 常時給電も可能
・Wi-Fi と3G/LTE 通信を採⽤し、Wi-Fi テザリング、Bluetooth テザリングも対応可能

仕様
OS Android6.0
CPU Cortex-A53 1.3GHz 4 core
メモリ RAM: 512MB Flash ROM: 4GB
対応バンド W-CDMA(2100/800MHz)Band 1、6
FDD-LTE(2100/1800/800MHz)Band 1、3、19
外形寸法 L95mm×W65mm×H30mm
質量 本体117g ハ゛ッテリー65g
バッテリー 3,800mAh
インターフェース micro USB-B OTG (USB 2.0)、温度センサ
SIMスロット microSIM slot ×1
無線LAN IEEE802.11 a / b / g / n 準拠(2.4GHz / 5Ghz)
Bluetooth Bluetooth4.0 Smart Ready
位置測位 GPS/Wi-Fi/Acty エンシ゛ン
GNSS GPS/GLONASS/QZSS/A-GPS
搭載機能 スタンバイモード、リモート設定
バッテリー残量通知、ケース内温湿度センサー
ジャイロセンサー、加速度センサー
状態表示 LED×2
使用温度範囲 -20~70℃
湿度範囲 20%~80%RH
防水 IPX Class 3

【導入事例】レンタルパレット 回収率100%へのチャレンジ

GPS センサーを レンタル用パレットに搭載し、レンタル中のパレットの位置情報のモニタリングを行い、紛失や不法投棄を防ぐ仕組みを構築した事例です。
回収率の向上が難しいとされてきた「レンタルパレット」の仕組みを大きく変え、回収率 100% にチャレンジ、大幅なレンタル価格の低減を実現しました。
これまでの課題

■月10% 程度の紛失発生によるコスト負担
■木製パレット生産数増加による資源消費
■パレットの不法投棄問題
■パレットを見つけ出す難しさ

位置情報追跡ソリューションの実装

■パレットに GPS センサーを取り付ける
■全国網の閉域SIMネットワークを通してセンサー情報を収集
■パレットの位置情報をモニタリング、温度・衝撃などのセンサー情報を収集し分析

導入による効果

■レンタル中のパレットの位置情報の把握により回収率が向上
■レンタル価格の低減が実現可能に
■木製パレットの生産を計画的におこなうことができる
■不法投棄に対する対策が可能に
■積み荷に対する輸送時状態を可視化し、新サービス開発を実現(温度管理・移動履歴・落下・衝撃などが視える)